帯状疱疹で痛むケース

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帯状疱疹とは(症状・原因・治療)

背中の痛みを引き起こす可能性のある病気の一つに「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」があります。
ここでは背中の痛みとの関係を交えながら解説します。


1.帯状疱疹が疑われる症状

背中の痛みのほかに、以下のような特徴や症状が見られる場合、帯状疱疹が発症している可能性があります。

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画像:帯状に連なった水ぶくれ・発疹

  • 痛みのある箇所がところどころ赤く腫れたり、米粒の半分くらいの大きさの水疱(水ぶくれ)が集まってできる
    →発疹や水疱は帯状に連なり、体の片側にのみできる
  • 神経痛のようなピリピリとした痛みを感じる(かなりの激痛を感じることもある)

痛みの特徴は様々で、衣服がスレた時に違和感を感じたり、アリが走るような感覚がする程度のものから、針を刺すような痛み、激しい痛みを感じる場合もあります。高齢者ほど痛みが大きくなるのが特徴です。

重症化するとリンパ節が腫れて40度近い高熱が出ることもあります。また、頭や顔にできた時は痛みが激しくなります。

2.帯状疱疹とは 〜 原因と特徴

帯状疱疹は、水痘・水疱瘡(みずぼうそう)を起こすウイルス「水痘・帯状疱疹ウイルス」によって起こります。

水ぼうそうは一度かかると強い免疫力が残るため、二度発症することはありません。
ですがウイルスが完全に消えるわけではなく、遺伝子の形で体内の脊髄神経節の後根というところに残ります。
これが数年〜数十年も後になって、体の免疫力が低下した時などに再び活性化して発症したものが帯状疱疹です。

水痘にかかってから帯状疱疹になるまでの間には、最低でも2年程度の期間が空きます。大抵は数十年経ってからかかるため、成人後の大人がかかるケースが大半です。

◆主な原因

画像:疲れの溜まった男性

直接の原因は先に述べたウイルスですが、発症のきっかけとなるのは「免疫力の低下」です。

免疫力を低下させる要因は、高齢、過労状態、ストレス、病気などです。これらの要因が重なると発症しやすくなります。

仕事続きで疲れていたり、不安やストレスが溜まっていたり、睡眠不足だったり、栄養バランスが悪かったりと、不規則で不健康な生活を続けている人に多く見られます。また、歳をとるほど免疫力が弱まるため、高齢者ほど注意が必要です。

他にも免疫を低下させる病気、薬剤、怪我、X線照射などによっても起こります。
悪性腫瘍(ガン)、肺炎、糖尿病、膠原病、白血病、骨髄疾患など、全身性の疾患が免疫力を大きく低下させます。

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3.診断・対策・予防

◆診断・治療

体の片側だけに発疹や水疱ができていることや、患部と関係のある神経に痛みが出ていることが診断の決め手となります。

治療は腫れや水疱の見られる患部に抗ウイルス剤入りの軟膏を塗ります。同時に、抗ウイルス剤や痛み止め、ビタミン剤などの服用も行います。症状が重い時は入院しての投薬治療や点滴を行います。
特に頭や顔に発疹ができると、角膜炎、顔面神経麻痺(ハント症候群)、内耳障害、味覚障害などの合併症を引き起こすこともあるため、このような場合は入院してしっかり治療するのが確実です。
いずれのケースでも病気の元となるウイルスを抑え、安静にして体力(免疫力)を回復させる治療が中心です。

治療の過程で水ぶくれが黄色くなったり、出血・ただれが見られ潰瘍になったりもしますが、2〜3週間経つと乾燥してかさぶたになっていきます。治る過程も水ぼうそうとほぼ同じです。

正しい治療が行われなかったり、水疱が深い時には、患部に跡が残ったり、治った後もしばらく痛みが残ることも多いです(疱疹後神経痛)。特に高齢者ほど痛みが残りやすい傾向があります。

◆予防

規則正しい生活で病気を予防

免疫力を低下させないよう、普段から規則正しい生活を送り、疲労やストレスをためないことが大切です。また、運動・栄養・睡眠の三要素を充実させて免疫力を高めておくことが、帯状疱疹のみならず全ての病気の予防になります。

帯状疱疹ワクチンによっても発症確率を低下させることができます。日本では50歳以上の高齢者に限り接種することができますが自費の任意接種となるためやや高額です。

帯状疱疹は水ぼうそうと同じく基本的に一度しかかかりませんが、持病で慢性的に免疫力が低下している人などは別の箇所に数回発症することもあります。再発率は5%以下です。

4.その他

【受診科】

  • 皮膚科

【帯状疱疹の原因となる病気・障害】

  • 悪性腫瘍(ガン)、肺炎、糖尿病、膠原病、白血病、骨髄疾患、免疫不全症候群(エイズ)など

【帯状疱疹が原因で起こる病気(合併症)】

  • 角膜炎、顔面神経麻痺(ハント症候群)、内耳障害、味覚障害など
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