「背中の痛み全解説」用語集

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『背中の痛み』全解説 − 用語集

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炎症(えんしょう)
炎症とは、身体が外部からなんらかの刺激を受けた時に、身体を守るために起きる自然な防御反応のこと。
主な症状として、血管が広がることによる「発赤」や「熱感」、その他「疼痛」「腫脹」「機能障害」がある。分かりやすく言うと、ある箇所が赤く腫れあがったり、熱を帯びたり、ズキズキ傷んだり、調子が悪くなったりする。
炎症を引き起こす外部刺激には、「細菌やウィルスの感染」「アレルギー反応」「やけど、凍傷、紫外線、化学薬品、有害物質」などがある。
合併症(がっぺいしょう)
合併症とは、ある病気が原因となって起こる別の病気のこと。例えば「胸膜炎」は「肺炎」にかかった結果として発症するケースが多い。この場合、胸膜炎は肺炎の合併症ということになる。
動悸(どうき)
動悸とは、普段は意識されないはずの「心臓の拍動(脈を打つ動き)」が自分で感じられる状態。
病気のほかにも、激しい運動をした時や緊張している時に胸がドキドキするのが動悸です。
不整脈(ふせいみゃく)
不整脈とは、本来、一定のリズムを打っている脈拍・心拍数が乱れている状態のこと。リズムが一定でなかったり、一瞬から数秒の間脈が止まる症状などがある。体調不良時や病気時の見られるが、健康体でも常に不整脈を持つ人もいる。
動脈硬化(どうみゃくこうか)
心臓から送り出される血液を全身に運ぶのが動脈ですが、動脈硬化とはこの動脈が病気などによって弾力が低下して硬くなること。その結果、動脈の先にある臓器に送る血液が不足し、様々な悪影響を及ぼす。動脈硬化は体のいたるところで起こります。
「高コレステロール値」、「糖尿病、高血圧、高脂血症」、「喫煙、肥満、運動不足、ストレス」「加齢」などが主な原因です。
心電図(しんでんず)
心臓の筋肉(心筋)がポンプのように収縮・拡張して全身に血液を送る際、わずかな電流が発生します。その電気信号の変化をグラフにしたものが心電図です。心臓や心筋が正常に働いているか調べるための検査法として利用されます。
心室細動(しんしつさいどう)
心室細動とは、心臓の心室(心臓から血液を送り出す器官)が小刻みに震えて全身に血液を送ることができない状態。
チアノーゼ
チアノーゼとは、血液中の酸素が減少し、二酸化炭素が増加した結果、皮膚や粘膜が青紫色になった状態。
爪、唇、手足の先などに症状が出やすい。青色症や紫藍症とも呼ばれ、呼吸困難や心臓の病気で見られる。
高脂血症(こうしけっしょう)
高脂血症とは、血液中の脂質の値が異常に多い状態のこと。血液中の脂質には「コレステロール、リン脂質、中性脂肪、遊離脂肪酸」などがあります。これらの値が高い状態、特に総コレステロール値と中性脂肪の両方が高いと、狭心症、心筋梗塞などの心臓病にかかる危険性が高くなります。
血栓(けっせん)
血栓とは、血液が何らかの原因によって塊となったもの。つまり「血のかたまり」のこと。
血栓ができる主な原因には、喫煙、高脂血症、高血圧、肥満、糖尿病、脱水症状、加齢などが挙げられる。
心不全(しんふぜん)
心不全とは、心臓の収縮力が低下し、全身に必要な量の血液を循環させることができない状態のこと。
血管の血栓炎症の発生、動脈硬化心筋梗塞などが原因で起こる。
高LDLコレステロール血症(こうえるでぃーえるこれすてろーるけっしょう)
血液中の「LDLコレステロール値」が以上に高い(140mg/dL以上)状態のこと。喫煙や食生活の乱れ・運動不足・糖尿病などにより、血中脂質値が上昇することで発生する。心筋梗塞などの心臓や血管の病気の原因となる。
CT検査(しーてぃーけんさ)
放射線などを利用して物体の内部画像を映し出す機器「CT機器」を使い、体内の状態をコンピュータ上で立体的・断層的に表示して処理する検査。
MRI検査(えむあーるあいけんさ)
磁気の力によって体の内部の情報を画像にする「MRI」という方法によって行う検査。
体内の臓器や器官の断面を写真で写したように表示することができる。
脳梗塞(のうこうそく)、脳軟化症、脳卒中、認知症
脳梗塞とは、脳に血液を送る動脈が詰まるなどの理由で脳の組織が死ぬ、または機能しない状態になること。
「脳軟化症(のうなんかしょう)」とも言う。
死亡率が大変高く、死に至らずとも壊死する組織が多いほど重い障害が残る。体の部分的な麻痺、意識障害、失語(話ができなくなる)など。突然発症した脳梗塞は、一般的に「脳卒中(のうそっちゅう)」と呼ばれ、徐々に進行したものは「認知症(にんちしょう)」と呼ばれる。
梅毒(ばいどく)
梅毒とは「梅毒トレポネーマ」という細菌によって発生する感染症のこと。性行為によって感染する性病でもある。
感染箇所(陰部や口など)の皮膚がはれ、膿(うみ)が出る。症状が進むと発熱、倦怠感、間接痛などを発症する。抗生物質で治療を行う。死亡するようなケースはほとんどない。
水腎症(すいじんしょう)・水尿管症(すいにょうかんしょう)
水腎症とは、尿路が狭くなったり、詰まったりして流れが悪くなった結果、腎盂(じんう)、腎杯(じんぱい)が広がった状態のこと。尿石症、腫瘍、炎症などが原因で起こる。
腎盂(じんう)・腎盤(じんばん)
腎盂とは、腎臓内で尿管に隣接しているじょうご型の拡張部のこと。尿管へ注ぐ尿のじょうごとして機能している。
腎盤(じんばん)とも言う。
膿腎症(のうじんしょう)
膿腎症とは、水腎症に細菌の感染が加わって腎臓にも感染し、腎臓に膿がたまる病気のことを言います。
膿腎症が悪化すると敗血症を併発して死亡することもあります。
尿道狭窄症(にょうどうきょうさくしょう)
尿道狭窄症とは、尿道が狭くなり、それによって排尿障害を生じるものです。ほとんどが男性にみられる症状です。
怪我、炎症、尿道カテーテルや尿道からの内視鏡手術の際の尿道粘膜の傷などが元で発症します。他にも生まれつき尿道が狭い「先天性」の原因もあります。
前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)
前立腺肥大とは、加齢とともに前立腺の細胞数が増加し、前立腺が大きくなる症状です。
尿が細くなる・出にくくなる、残尿感がある、頻尿になる、といった特徴があります。
敗血症(はいけつしょう)
細菌による感染が体の全身まで及んだもので、生命の危機的状態です。
ショック、呼吸困難、意識障害などが起こり、早期に治療を行わなければ100%死亡します。
ショック
血圧が下がり血液の流れが著しく悪くなって、全身に酸素や栄養素が送られなくなった危機的な状態。意識障害や呼吸困難が起き、速やかに状態が改善されないと全身の臓器が機能不全に陥り死亡します。
腎萎縮(じんいしゅく)
腎臓に血液が送られなくなり細胞が死ぬと、その部分は硬い繊維状の組織になって機能しなくなります。その結果、腎臓が小さく硬くなった状態のこと。
腎不全(じんふぜん)
腎不全とは、何らかの原因で腎臓機能が極端に低下した状態のこと。、正常時の30%を下回った状態と定義される。
腎臓のろ過機能が低下して老廃物の排泄が十分にできず、10%未満まで進行すると「人工透析」等による治療が必要な「末期腎不全」の状態となる。
人工透析(じんこうとうせき)
人工透析とは、病気や疾病によって腎臓機能が十分に働かなくなった場合に、腎臓の「血液をろ過して綺麗にする」という機能を、様々な人工的な手段で代替すること。
膀胱炎(ぼうこうえん)
膀胱炎とは、細菌の感染などによって、膀胱の粘膜に炎症が起きた状態のこと。約90%が20〜40代の女性で起こる。
頻尿、排尿時の痛み、残尿感、血尿など、尿の異常が見られる。
下血(げけつ)
様々な病気・疾患によって消化管内から出た血液が、便と混じって肛門から出ること。食道や胃などの上部消化管から血液が出た場合は、黒っぽい便(黒色便)となり、小腸や大腸など下部消化管から出血した場合は、赤い便(血便)となることが多い。
潰瘍(かいよう)・糜爛(びらん)
潰瘍とは、皮膚や粘膜の上層部の組織がなくなり、下層の組織がむき出しになった状態のこと。
下層まで至らない軽度のものは糜爛と呼ばれる。
穿孔(せんこう)
臓器の壁や組織に穴があくこと。
肝膿瘍(かんのうよう)
肝臓が細菌に感染して膿(うみ)がたまる病気。大腸菌によるものが最も多い。腹痛、発熱、肝臓の腫れが主な症状。
腹膜炎(ふくまくえん)
腹膜とは、胃や肝臓といった腹部の臓器の全体または一部をおおっている薄い半透明の膜のことで、腹膜炎とは、この腹膜に炎症が起きている状態がのこと。胃・腸・虫垂・胆嚢・膵炎などの臓器に炎症や穿孔が起こり、腹膜が細菌に感染することで生じる。主な症状は、急な腹痛、発熱、寒け、吐き気、嘔吐など。
黄疸(おうだん)
黄疸とは、病気・疾患が原因で眼球や皮膚といった組織や体液が黄色く染まった状態のこと。体内のビリルビンという物質が過剰に増えることで起こる。
肝硬変(かんこうへん)
肝硬変とは、肝炎や肝臓がんなどの慢性の肝障害の進行によって、肝細胞が死滅・減少した結果、肝臓が硬くなり肝臓機能が大きく低下した状態のこと。
脳浮腫(のうふしゅ)
脳浮腫とは、様々な病気や感染などによって、脳内に異常な量の水分が溜まり、脳が大きくふくらんだ状態のこと。
放っておくと脳ヘルニアなどの脳障害を引き起こし死亡する例も多い。
DIC
日本語では「播種性血管内凝固症候群(はしゅせいけっかんないぎょうこ しょうこうぐん)」と呼ぶ。
DICとは、出血時に傷口の血が固まる「血液凝固反応」が、全身の血管内で無秩序に起こる病気のこと。 早期診断と早期治療が求められる非常に危険な状態である。
不妊症(ふにんしょう)
自然な状態で妊娠に至れないか、妊娠を一定期間以上維持することができない状態のこと。
WHO(世界保健機関)の定義では、「避妊をしていないのに2年以上にわたって妊娠に至れない状態」となっている。
腫瘍(しゅよう)
腫瘍とは細胞の一部が異常に増殖して大きな塊となったものです。
良性と悪性があり、「良性腫瘍」は、増殖が緩やかで、一定以上大きくならず他の組織に広がる「転移」も起こさないため、基本的に放置しても体に害はありません。
「悪性腫瘍」は、細胞が際限なく大きくなり、近くの組織に転移し、体を破壊しながら増え続けていくもの、いわゆる癌(ガン)です。正常な細胞組織を侵食して臓器を破壊します。
腫瘍が発生する原因は「偶然(突然変異)」「発がん性物質の摂取」「遺伝」「老化」「ケガなどの刺激」「過剰なストレス」「栄養のかたより」など様々で、原因不明なものも多数あります。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)
帯状疱疹とは、水疱瘡(みずぼうそう)を起こすのと同じウイルスによって体の片側に水ぶくれができる病気。水ぼうそうが治った後もウイルスは遺伝子の形で潜んでいて、のちに免疫力が低下したときに再び活性化して帯状疱疹として発症します。
肩甲骨(けんこうこつ)
左右の肩に一つずつ付いており、後ろから肋骨を覆っている三角形の大きな骨。左右の肩の背中側に突き出ている部分。
造影剤(ぞうえいざい)
X線撮影、CTスキャン、RMIといった画像診断において、撮影された画像で患部がより見やすく、病状が分かりやすく映すために、検査前に患者に投与される医薬品のこと。
更年期障害(こうねんきしょうがい)
女性の平均閉経年齢である50歳の前後を更年期といい、卵巣が役割を終え、ホルモンの分泌が低下していく時期です。
それに伴って現れてくるいろいろな症状を更年期障害といいます。肌のほてり、のぼせ、むくみ、気分の落ち込み、動悸、頭痛、めまい、冷え性、肩こり、腰痛など症状は様々です。
坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)
人体の腰から足首あたりにかけては「坐骨神経」という体で最も太く(1cm近く)、長い(1m以上)神経があります。この神経が色々な原因で圧迫されて痛みを起こすのが坐骨神経痛です。
詳しくはこちらを参照。
気管支炎(きかんしえん)
細菌やウイルスによって、のどの奥の「気管」と肺を結ぶ「気管支」に炎症ができるもの。
かぜや肺炎といっしょに起こりやすい。治療法は風邪と同じ。
筋違え(すじちがえ)
筋違えとは、筋肉や腱(けん:筋肉と骨をつなぐ組織)が、外部からの圧力や衝撃、または無理に伸ば されることによって炎症をおこし、痛みや腫れを生じるものです。ひどい場合は組織が断裂する場合もあります。正式名称は「筋挫傷(きんざしょう)」といいます。
放射線療法(ほうしゃせんりょうほう)
体外(または体内)から放射線を照射して細胞を殺すことで病状を回復させる療法。細胞分裂の盛んなガン細胞に対してより大きな効果があるため、ガンの治療によく活用されている。正常な細胞にもある程度ダメージはあるものの、正常な細胞は時間とともに回復する(ガン細胞は回復しない)ため、時間の間隔をあけて処置が行われる。手術療法に比べて身体への負担が少ない治療法で、高齢でき者にも適応る。
内視鏡(ないしきょう)
内視鏡のサンプル
細長い管の先端にライト付きの小型カメラを内臓した医療器具。先端を体内に挿入することによって内部の映像を手元のモニターで見ることができる。カプセル型のものもある。
馬尾症状(ばびしょうじょう)
腰椎の内側には中枢神経である脊髄や、神経の束である馬尾神経が通っていて、下半身の運動、知覚、膀胱や腸の働きをコントロールしている。これらの神経が骨や椎間板の変形などにより圧迫・損傷されると、以下のような下半身の障害が現れてくる。これらの症状を馬尾症状と呼ぶ。

  • 両足やお尻のまわりの"しびれ"や"麻痺(まひ)"
  • 両足の筋力低下 → 「足に力が入らない」「足首のところで足を上げられない」「つま先立ちできない」
  • 「しばらく歩くと足の痛みやしびれが増して歩けなくなり、休むとまた歩けるようになる」を繰り返す(間欠性跛行)
  • 膝の下やアキレス腱を叩いた時の反射的な動きが鈍る、足の裏の感覚がおかしくなる(足の感覚障害)
  • 足に冷えを感じる
  • 排尿・排便障害 → 尿が出にくい、尿がもれる(失禁)、尿の回数が増える(頻尿)、慢性的な便秘
  • 股間に熱さを感じる、会陰部の異常な感覚、歩行中の勃起
線維化(せんいか)
皮膚や内臓の組織が傷害を受けた時に、コラーゲンなどの物質が多く作られ、損傷した箇所が埋められます。これが線維化です。細胞の"かさぶた"といえます。線維化した箇所は伸縮性がなく硬くなり、組織としても機能ないため、線維化が進みすぎると器官や臓器の機能を低下させることもあります。
骨化(こつか)
軟骨や線維性の結合組織に石灰が沈着して、骨組織が生成される(骨に変わる)こと。
尿毒症(にょうどくしょう)
腎臓の働きが正常時の一割以下にまで下がり、尿として排泄される老廃物が体内にたまった状態です。全身にさまざまな障害が現れ、放置しておくと生命に関わります。症状例:疲れ、だるさ、思考力の低下、むくみ、胸に水がたまる、知覚異常、末梢神経痛、筋肉のけいれん、食欲低下、はき気、嘔吐、口内炎、高血圧、骨折、インポテンス、無月経など。

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