胸椎前方変位で痛むケース

メニュー > 体の部位ごとの症状 > 胸部 > 胸椎前方変位

胸椎前方変位とは(症状・原因・治療)

背中の痛みを引き起こす可能性のある病気の一つに「胸椎前方変位(きょうついぜんぽうへんい)」があります。
ここでは背中の痛みとの関係を交えながら解説します。

スポンサーリンク

1.胸椎前方変位が疑われる症状

背中の痛みのほかに、以下のような特徴や症状が見られる場合、胸椎前方変位が発症している可能性があります。




2.胸椎前方変位とは 〜 原因と特徴

胸椎の構造(選択拡大)

胸椎について
「胸椎(きょうつい)」とは、背骨のうち、胸の位置(首下からお腹の上あたりまで)にある骨のことです。難しく言うと、頸椎と腰椎との間の12個の椎骨です。

胸椎は正常な状態では背中側にゆるくカープを描いていますが、これが逆に前方へ突き出てしまっている状態が胸椎前方変位です。

胸椎を前方にそらせるような圧力が継続的にかかることが主な原因で、「上半身を後ろに反らせた姿勢をとることが多い」、「背中のマッサージなどで長期間胸椎を圧迫された」などのケースで発症します。

ダンサーなど、柔軟性を必要とする趣味や仕事をもっている人に多く見られます。

3.診断・治療・予防

診断は、X線(レントゲン)検査で行います。症状がひどい場合にはCTスキャンやMRI検査なども行います。

治療法は、同じ背骨の変形症である脊椎側湾症脊椎後湾症と同じです。
コルセットで胸を固定し、負担の軽減を測る装具療法、胸椎や骨盤の矯正を目的とした体操を行う運動療法などを主とします。

関連項目


スポンサーリンク
トップに戻る